宝石の豆知識【トパーズ編】

こんにちは、theou（ザオウ）バロー高山店Hです。今回も宝石の豆知識について紹介致します。今回は【トパーズ編】です。

・トパーズとシトリンの違い：色が似ていることから、昔は『シトリントパーズ』と混同されていたこともあるトパーズとシトリンですが、実際のところは全くの別物というのはご存じかと思います。では、具体的にどのような違いがあるでしょうか？トパーズは和名で『黄玉』と呼ばれ、一方のシトリンは『黄水晶』となります。つまりシトリンはアメジストと同じく水晶の仲間という訳です。ちなみにトパーズとシトリンはモース硬度（キズのつきやすさ）も違っていて、トパーズが8なのに対してシトリンは7。この2つをこすったりすれば、シトリンにはキズが付いてしまいます。

・トパーズは2種類ある！？：トパーズの大元は『ケイ酸塩鉱物』という物なのですが、実は同じケイ酸塩鉱物でも『OHタイプ』『Fタイプ』と2種類に分かれているのです。その大半はFタイプのようで、特徴として挙げられるのは原石が大きく大量に採掘出来ることです。一方でFタイプは日光に長時間当てたり経年することで色褪せが起きてしまう欠点も・・・市場に多く出回っているブルートパーズはFタイプとのことです。OHタイプは原石が小さく産出量が少ないのですが、色褪せする事が無く、発色や透明度も高いことが多いのでトパーズの中でも高価になりやすい傾向があります。トパーズのトップともいえる『インペリアルトパーズ』はOHタイプに該当します。

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