宝石の豆知識【誕生石編】

こんにちは、theou（ザオウ）バロー高山店Hです。今回も宝石の豆知識を紹介致します。今回は宝石好きなら知っている方も多い【誕生石】についてです。

・誕生石誕生の由来は？：起源としては『旧約聖書に【裁きの胸当てには12の部族の名前を彫った12個の宝石をはめ込むように】という旨が書かれていた』や『黄道十二宮の星座に新約聖書に出てきた12種類の宝石をあてはめた』等諸説ありますが、現在の誕生石の基になっているのは1912年の米国宝石商組合が制定した物だそうです。そこから複数の団体が改訂して基準を作ったことで、今日の誕生石に至るということです。

・国ごとに違う誕生石の種類：誕生石の種類は全世界で統一されているかと思うかもしれませんが、実際はそうでもないようです。といっても基本的なラインナップは大体同じで、そこに国独自の宝石を追加している位の物がほとんどです（4月でいえばダイヤモンドは共通で、イギリスは+水晶・オーストラリアは+ジルコンのような感じです）。ですが、一部の月が他国と大幅に変わっている国があります。それがフランスです。1・2・4（ダイヤモンドのみ）8（サードニクスのみ）11・12（ターコイズのみ）月は他国と変わらないのですが、3月にルビー・4月にサファイア・9月にペリドット・10月にパールとアクアマリンと色々入れ替わっている上に6月に白メノウが入って、ほとんどの国が10月の誕生石としているオパールとトルマリンが誕生石とされていない・・・とかなり独自性が強い物になっています。ちなみに日本はというと、昭和33年に欧米を見習って作ったからかラインナップの大きな差異というものはありませんが、3月に珊瑚・5月に翡翠を加えているのが特徴です。

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