【宝石の小ネタ・最高級品編】高山市・飛騨市・下呂市・その他周辺地域からのご来店、お待ちしています！theou（ザオウ）バロー高山店

 こんにちは、theou（ザオウ）バロー高山店Hです。今日は少し雨が降りましたが寒さは和らぎ、ようやく春が近づいてきたなあと感じられるようになりましたね。東京では桜が咲いたとニュースで取り上げられていましたが、飛騨の桜開花はまだまだ先です。今から咲くのがが楽しみですね。

さて、今回は買取から離れて宝石の小ネタを紹介します。今回は有名な宝石の最高級品に関するお話です。

そもそも宝石そのものが高級な物ではありますが、その中でも最高級品として扱われる物は何が違うのかといえば、正直なところ曖昧な部分も多いそうです。非処理の状態で内包物やキズが少ない等はまだ明確な基準になりますが、色に関してはどの色の濃淡までが最高級品に分けられるかの判断が難しいそうです。特に後述するルビーに至っては、『ピンクサファイアと色の薄いルビー』の境目すら曖昧な状態です。ですが、『理想の色はこう有るべき』というものがあるため、それに近い色で分けていくというのが現状のようです。その色について紹介します。

・     ピジョン・ブラッド（ルビー）：「鳩の血」という意味のルビーの最高級品です。血の色というだけあって鮮やかな赤色が特徴になります。

・     コーンフラワー（サファイア）：これは青色のサファイアの最高級品です。「コーンフラワー」とは「矢車草」という花の英訳で、この花の色が理想とされています。

・     パパラチア（サファイア）：こちらのサファイアの色は特殊で、『オレンジとピンクの間』という非常に曖昧な色をしています。それ故にピンクサファイアとの判別が難しく、出回っているパパラチアの大半が加熱処理等の宝石を綺麗に見せる技法でその色を出しているそうです。

・     サンタマリア（アクアマリン）：基本的にはお手頃な値段で手に入るアクアマリンですが、この名称が付くと高級品の仲間入りをします。アフリカの「サンタマリア山脈」で採れたことが名前の由来で、マリンブルー（濃い目の水色）の美しい宝石です。ただし、サンタマリア山脈自身のアクアマリンは枯渇状態らしく、現在は別の山脈から似た色が出ているため名前がそのまま使われているだけのようです。

ですが、これはあくまで「理想の色」というだけ。万人が『この色は最高』というのかと言えば『No』になるでしょう。『最高級品だから』とか『これがいいと言われているから』ということに囚われず、好きな色合いの宝石を選ぶのが一番素敵な宝石に出会える秘訣だと思います。皆様もご自分の「理想の色」を探してみてください。

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