宝石の豆知識【宝石にまつわる伝承編】

こんにちは、theou（ザオウ）バロー高山店Hです。今回の豆知識は【宝石にまつわる伝承】についてです。伝承というと星座等が有名ですが、宝石と伝承も切っても切れない関係にあります。

・アメジスト誕生の神話：お酒の神様バッカスが気まぐれに「今から最初に出会った者に対して猛獣をけしかけよう」とふざけたところ、運悪く『アメジスト』という月の女神アルテミスに仕える女性が通りかかってしまい、バッカスは彼女に猛獣をけしかけてしまいました。それに気付いたアルテミスが『アメジスト』を水晶に変えて、彼女を猛獣から守りました。それを見たバッカスは自分のしてしまった罪を後悔し、『アメジスト』への懺悔として水晶を葡萄酒に浸したところ、美しい紫色の水晶・【アメジスト】が出来た・・・と伝えられています。石言葉編で『アメジストがお酒の酔いを防いでくれる物』と書きましたが、神話からも繋がっているとは驚きですよね！

・ルビーにまつわる伝承：『勝利を呼び込む宝石』として古代から権力者に愛されてきたルビーですが、同時に『不老不死の宝石』とも言い伝えられていたようで（○リー○ッターでも賢者の石は赤い宝石でした）、13世紀の王様・セイロン王は肌身離さずルビーを持ち歩いていたそうです。そのおかげかどうかは不明ですが、セイロン王はその当時だと大変珍しい90才まで長生きしたそうです。

・女性の宝石、ダイヤモンドの意外な事実：現在ダイヤモンドは女性を象徴する宝石の筆頭と言える宝石なのですが、元々は男性を象徴する宝石だったそうです。原石なのに整った形をしていてとても硬いことから、魔除けとして扱われたり威厳を示すステータスのような物だったそうですが、15世紀のとある女性が男性の気を引こうとしてダイヤモンドを付け始めたところそのまま流行し、更にカット後の美しさから、やがて女性の方が多く付けるようになったそうです。

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