こんにちは、theou（ザオウ）バロー高山店Hです。今回も宝石の豆知識を紹介します。今回は【ガーネット編】です。

・ガーネットは赤色だけじゃない？：和名が『柘榴（ざくろ）石』と呼ばれるだけあって、ガーネットは赤い宝石として有名ですが、実は青色を除けば緑色や黄色、オレンジも存在する多彩な宝石なのです！多く流通しているのが赤色の『アルマンダイン（アルマンディン・アルマンダイト）ガーネット』もしくは『ロードライトガーネット』のため、ガーネット＝赤色というイメージが定着している訳です。

・緑色のガーネットは高級品：上記のことも少し関係していますが、昔からガーネットは赤色の大きなルースが多く流通していたこともあって「ガーネットは比較的安い宝石」として扱われてきました。確かに同じ赤色のルビーと比べてしまうと圧倒的な産出量なので事実である部分も多いのですが、色によってはその定説を覆す物も存在します。それが緑色系統のガーネットです。特に黄緑色の『デマントイドガーネット』は、良質な物なら1カラット1万ドル（約120万円！）で取引される最高級品です。それには及ばないながらも、同じく高値で取引されているのが『グロッシュラーガーネット』に属するグリーンガーネットの一種『ツァボライト』。有名ブランド・ティファニーの名付けた透明感がありながらも深い緑色のガーネットは、世界でも最高の評価を受けています。