骨董品の豆知識【陶芸品編】

こんにちは、theou（ザオウ）バロー高山店Hです。今回は骨董品の豆知識を紹介致します。最初は骨董品の代名詞とも言える【陶芸品編】です。

・陶器のツルツルした部分の正体：茶道で使われるお茶碗を画像検索等で見てみると、土の質感が分かる部分とは別にツルツルした質感の部分があるお茶碗がたくさん出てきます。まるでガラスのような透明感があり、土とは違うこの部分は『釉薬（ゆうやく）』という塗料が使われています。釉薬の材料は簡単に言ってしまうと灰と粘土で、高温で焼かれることで釉薬が熔け成分の一部であるガラス部分が残ってツルツルになるという訳です。釉薬は茶碗に個性的な色や模様を施すだけではなく、水分が染みにくくなって汚れや湿気に強くする役割も担っています。

・戦国武将と茶器：今年は『刀剣女子』という流行語がノミネートされる程、戦国武将の刀や槍がフィーチャーされていましたが、武将の持ち物として刀同様に重要な位置を担っていたのが『茶器』でした。当時は茶会が武将の嗜みの1つで、武将達はこぞって茶器を集めていたそうです。その熱の入れ様は計り知れず、戦の褒美に領地ではなく茶器を求める武将もいたとか。茶器には鋳物も多くありますが、当然茶碗等の陶芸品も多く残っていて、特に織田信長や豊臣秀吉は大層な収集家だったそうですよ。実は戦国武将と茶器に関するエピソードはたくさんあるのですが、いずれお書きしようと思います。

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